諸鈍シバヤ(芝居)とは(瀬戸内町HPより転載)
奄美大島の南、加計呂麻島(かけろまじま)に伝わる諸鈍シバヤは、源平の戦いに敗れて落ちのびて来た平資盛(たいらのすけもり)一行が、土地の人々と交流を深めるために伝えたのが始まりと伝承されています。
出演者は全員男性のみで構成され、手製のカビディラという紙面と、陣笠風(じんがさふう)の笠をかぶり、囃子(はやし)と三味線(しゃみ)を担当するリユ−テの伴奏にのって演じます。
かつて20種余りあったという演目は、即興的狂言、人形劇を含めて現在11演目が受け継がれ、主に旧暦9月9日に諸鈍集落の大屯神社で披露されています。
演目の多くが、出羽(では)、中羽(なかは)、入羽(いりは)の三構成から成り、日本の歌舞伎初期の踊りが諸鈍風に定着したものとして注目されており、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。 |
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シバヤ人衆(にんじょう)禊(みそぎ)
諸鈍長浜に横一列に並び、沖へ3回潮をはねる。濡れた手で顔をなでてみそぎを終わる。
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第一部
ガクヤ入り
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サンバト
山高帽をかぶった翁が囃子にあわせて楽屋から出てきて口上を述べる。
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ククワ節
一方の端に房を付けた棒を持つ8人の踊り手による優雅な踊り。
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シンジョウ節
踊り手一人の手踊り。棒は持たない。
「コノ踊リハ種子島ノシンジョウボーシト申ス名高イ踊リデゴザイマス・・・。」
の口上から始まる。
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キンコウ節
8人が円陣を組んで踊る優雅な手踊り。「キンコウ」とは徒然草の作者、吉田兼好のことだといわれる。
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スクテングァ
両端に紙の房を付けた棒を持って2人ずつ対になって踊る棒踊り。
ここまでが第一部 |
青壮年団土俵入り
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第二部
シシキリ
1人の美女が野原で踊り浮かれているところ、突然シシがあらわれて襲いかかる。
そこで狩人が登場し、シシを退治する寸劇。
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ダットドン
自分の琵琶がすり替えられているのに気が付いた座頭が
琵琶の音が聞こえてくる川向こうに渡ろうとする様子をユーモラスに演じる。
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カマ踊り
今年の豊作を感謝し、来年の豊作を祈願する意味で両手に木製のカマを持って踊る。
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タマティユ
大蛇があらわれるとタマティユ(玉露)は屏風の中に隠れる。これを3回繰り返す素朴な人形芝居。
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タカキ山
諸鈍シバヤ最後の出し物で打ち止めにふさわしい明るさと躍動感に満ちた踊り。
これも豊作を祈願する踊りといわれる。
ここまでが第二部 |
ちびっ子たちによるシバヤ
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その他
諸鈍小中生徒先生によるエイサー
瀬戸内町商工会おもてなし事業「あっぽでぃ!2012諸鈍シバヤでおもてなし」の皆さん
朝崎郁恵さんによるシマ唄の奉納
長浜会の皆さんによる踊り「玉響(たまゆら)」
シバヤがお終わりシバヤ人衆の紹介〜六調
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