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古仁屋八月踊り保存会 

八月踊り唄HEADLINE

祝穂


歌詞  実際に歌われているのは、下記から抜粋されています。

一. シマやう祖神(いべがなし) 島守(まも)てぃ給(たぼ)れ
   七日七夜(やにぬはちがつ) 踊(をどぅ)てぃ上差(うぇしょ)をろ

二. 去年(クドゥ)ぬ八月結(はちがゎつむす)でぃ うちやる縁(いぇん)や
   うりほどこ 節(してぃ)や今日(けふ)やあらみ

三. 今日(けふ)ぬ誇(ほこ)らしや いつより勝(まさ)り
   いつも今日(けふ)ぬ如(ごと)に あらち給(たぼ)れ

四. いつも今日(けふ)ぬ如(ごと)に ありば玉(たま)黄金(くがね)
   何故(のて)に此(こ)ぬしのぎ 吾縁(わがえ)あらみ

五. 今日(けふ)ぬ誇(ほこ)らしやば 物(もの)にたとえれぃば
   山(やま)ば差上(さしあ)がる お十五夜(や)ぬお月(づき)

六. 山ば差上(さしあ)がる お十五夜(や)ぬお月(づき)
   加那(かな)が門(じょ)に立(た)てぃば 曇(くも)てぃたぼれ

七. お十五夜ぬお月かに 美(きゅら)さ照りゆり
   加那(かな)が門(じょ)に立てぃば 曇(くも)てぃたぼれ 

八. 加那(かな)が門(じょ)に立てぃば 曇(くも)りぶしやあすが
   他人(よそ)ぬ目(むぃ)ぬうくさ 口(くち)ぬしぎさ

九. 加那(かな)が門(じょ)に立てぃば 君(うら)や寝(ねぃぶ)られみ
   出(いじ)て来(こ)ば加那志(かなし) 話(はな)ち帰(むど)そ


十. 月(つぃき)ぬ夜ぬ美(きゅら)さ しのぶ夜や暗さ
   加那(かな)が門(じょ)に立てぃば 曇(くも)てたぼれ

十一.月夜(つぃくぃぬゆ)る通(かよ)て 物(むん)なたんよりも
   とてやかた夜(ゆ)闇(やみ) 通(かよ)てうもれ

十二.月に髪(かみ)てらち 露(つぃゆ)に袖(すでぃ)ぬらち
   忍(しにょ)できゆる心(こほろ) 思(うも)てぃたぼれ

十三.う月(でぃき)雲(ぐも)かくれ なとりばぬいぇだ
   吾(わ)んな加那がみ袖掛(すでぃかか)りぶしゃや

十四.う月(てぃき)雲(くも)らしゆすぃ 白雲(しりゃくも)ぬ仕事(しぐとぅ)
   吾(う)きや迷(まみ)らしゆすぃ 愛人(かな)が仕事

十五.二十日夜(ゆ)ぬ暗さ 足元(あしむとぅ)ぬ暗さ
   愛人(かな)に想(うむぇ)ますば 真昼(まひる)なゆり 

十六.東(あがれ)から上(あが)る 月(つぃき)や変(かわ)れども
   変(かわ)るなよ愛人(かな) 元(むとぅ)ぬ心(こほろ)

十七.美山(みやま)松山(まつやま)に 上(あが)てもるお月(うでぃき)
   にゃにゃり上りば 御代(みよ)の鏡(かがみ)

十八.夜(ゆ)照(で)りや上(うぃ)ぬ月や 山が上ど照(てぃ)ゆり
   愛人(かな)が差しゆる かんざしや吾上(わぁうぃ)ど照(てぃ)ゆり

十九.天(てぃん)ぬ群(むれぃ)星(ぶし)や 他人(ゆそ)が上(うぃ)と照(てぃ)ゆり
   黄金(くがね)三星(みつぼし)や 吾(わ)ぁ上(うぃ)と照(てぃ)ゆり

二十.夜通(よさ)り夜(よ)やまこま 夜明(ゆあか)しぬ遊(あすぃ)び
   明日(あちゃ)や振りやかれぬ 吾(わぁ)こと想(うむぇ)よ

二一.振りやかれぬ匂(にを)い 残(ぬこ)ちうちうかば
   体臭(みかだ)する時(てぃきぃ)や 吾事(わぁくぅとぅ)想(うむぇ)よ 

二二.振りやかれぬ愛人(かな)や 吾体(わぁどぅ)に掛(かか)ろ
   振り掛(かか)てからや すそやなさぬ

二三.これほどぬ遊(あすぃ)び 遊(あすぃ)ばだなしてゆて
   家戻(やぁむど)てからや後悔(しのぎ)する(とれよ) 

二四.しのぎちばしのぎ 明(あけ)ぬ夜(ゆ)ぬしのぎ
   しのぎ振り捨(すぃ)てや 今日(けふ)やあらむぃ

二五.しのぎ取りち親(う)や生(な)ちうかぬ
   世もしのぎとりゆすぃ 吾(わぁ)きゃもさらむぃ

二六.恋(かな)しゃすろすりば 其女(うら)や加那もちゆり
   吾(わ)んな外廻(すとぅむぃぐてぃ)て しのぎとりゆすぃ


















古仁屋八月踊り保存会
制作: スリーウッズ